こどもホスピスと聞くと、終末期のお子さんを思い浮かべるかもしれませんが、現状として医療的ケア児や先天性心疾患などLTCに該当するけれども家族がレスパイトを使いたくても受け入れ先がない、居場所がないというご家族の相談に対応してきました。
寄付のみで運営するこどもホスピスは、寄付運営の持続性が課題となっていましたが、今回私たちは制度を活用しながら、はざまにいるお子さんや家族も支援できる新たな仕組みで”子育てしたい県さが”になるように、行政や各機関とも連携しながら早急な実現に向けて努力してまいります。
一般社団法人SAGAこどもホスピス
代表取締役 荒牧順子
経歴
佐賀県佐賀市生まれ。臨床検査技師の国家資格取得後、第1子出産を期に看護師を目指す。
佐賀大学に社会人入学で看護師と保健師資格取得。
産婦人科ののち、佐賀大学医学部附属病院でNICUと小児科病棟を経験。
医療的ケア児等コーディネーターとして、医療的ケア児支援法成立前から医療的ケア児の相談業務を県委託事業で開始(佐賀県医療的ケア児在宅生活ホットライン事業)。
支援法成立後、R4年4月から佐賀県医療的ケア児支援センターセンター長を務める。
株式会社ドアーズの代表取締役社長も兼任。
”医療的ケア児者対応重心型デイにこっと”や訪問看護ステーション、居宅介護などの事業を運営する一男一女の母。